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瀬戸内フォーラム

瀬戸内フォーラム2021(終了)

「瀬戸内フォーラム2021」は、会場となった広島県尾道市を配信拠点とし小豆島より進行を行うハイブリッド型オンライン開催を採用した。今回のメインテーマとなった尾道市には、基調講演をいただいた平谷祐宏市長、ファシリテーターの山田泰司が会し、部屋を別にするなど新型コロナウイルス感染予防への配慮を行い開催された。

最初に事務局より、第1回大会の瀬戸内フォーラム2015から昨年開催された瀬戸内フォーラム2020までの歴史的流れを説明し、台風の影響で2018年に開催が延期となった尾道大会がこのような形で開催できることへの感謝をお伝えするとともに、開会が宣言された。講演①では、原田保理事長よりZTCAモデルの概略が説明され、理解を補完する具体的な事例が紹介された。また尾道の現況を踏まえつつ、しまなみ海道という地域間の連携の大きな利点を提示しながら、地方中核都市が今後選択すべき戦略について提示された。観光ブランドという観点では、「観光」ではなく「旅・旅行」という文脈でとらえることで、例えばダークツーリズムなどの可能性が拡がることが示唆された。講演②では、尾道市平谷祐宏市長による、尾道市のこれまでの具体的な取り組みとアフターコロナを見据えた新しい地方都市の在り方、さらには瀬戸内広域との連携を意識した地域都市戦略について説明がなされた。特に、シビックプライド醸成を意識した街づくりに注力してきた経緯の具体的な紹介がされ、また今日コロナ禍においてもエリア内での起業が増えているなど、新しい事業や産業の形成が市民の誇りを創り上げることにつながる、との説明がなされた。アフターコロナの取り組みとして、「ヒューマン・デジタル・グリーン」の3つのキーワードを軸に持続可能な街づくりを行うことで地方都市としての生き残り戦略が語られた。

後半の部のパネルディスカッションでは、山田泰司によるファシリテーションの下、パネリストとして尾道市長の平谷祐宏氏、株式会社ディスカバーリンクせとうち代表取締役の出原昌直氏、琴平バス株式会社代表取締役の楠木泰二朗氏を迎えた。冒頭でパネリストメンバーのプロフィールや活動内容の報告がされ、その背景を踏まえたディスカッションが実施された。手法としてはクロストーク型式を採用し、パネリスト同士の質疑応答がなされた。それぞれの活動に対する深堀り検討がされた後、広域瀬戸内ブランド構築への示唆として、対岸を挟んだエリアとの船を活用した交流が必要であるとの認識が提示された。このパネルディスカッションの内容を受け、原田理事長より全体講評がなされた。趣旨としては、もともとアイデンティティの強い尾道において、クリエイティブクラスが集まるエリアとしての差別化が効果的になされていること、しまなみ海道で繋がっている今治とのデュアルシティ構想が効果的であること、など俯瞰的なまとめが提示された。

最後に、全体を通して質疑応答の時間が設けられ、質問者からは広域瀬戸内のゾーニングに関わる質問や、サイクルシティを標ぼうする他エリアから、官民連携を行う上での具体的なヒアリングがなされるなど、活発な意見交換の場となった。

まとめとして、2回目のハイブリッド開催であったため、スムーズな運営が実現でき、新しい知識創造やアクターズネットワークの形成に貢献できたと考えている。


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