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活動圏デザインフォーラム - 過去のフォーラム

第2回活動圏デザインフォーラム(終了)

令和4年3月20日(日)キーステーションを足立区北千住のKNOW HOW 北千住に置き、ハイブリッド形式で、第2回活動圏デザインフォーラムが開催されました。

当日は、本フォーラムの事務局長兼プロデューサーである、大和大学政治経済学部の吉田賢一教授が、「開催挨拶」として、「活動圏」概念の再考と今後の展望と題し、改めて「活動圏」の概念定義を提示した上で、近接する概念との異同を踏まえ、デジタル技術の発展が、物理的範囲としての地域から機能的分野としての地域への移行を可能とすることを述べ、活動圏をより具体化するための契機が増大していることが説明されました。

次に、本学会の原田保理事長より、「開催趣旨」として、「活動圏デザインフォーラムに寄せる期待」と題し、フォーラムとしてより精力的取り組むことの必要性と、「域(ゾーン)」と「圏(カテゴリ)」のデザインに関する概念のブラッシュアップを契機として、「活動」概念の位置づけを確保することの必要性が提起されました。

そして、「特別講演」として、東洋大学大学院社会学研究科社会心理学専攻博士前期課程・人材系企業社内シンクタンク研究員・元・学生団体Adachi Students Network代表の岩本(大久保)慧悟氏から、「足立区北千住エリアでの4大学を中心とした学生と地域の連携」と題し、具体的な北千住エリアでの地域活性化に向けて、実際に取り組み成果のあったプロジェクトについて解説がなされ、①「在学中に何かやらねば」という適度な外的なモチベーションがあったこと、②アイデアの幅を広げてくれた大人が学内にいたこと、そして③学内での活動に留めなかったこと、といった活動の成功要因について、示唆がありました。

また、当該発表を受け、「解説」として、本フォーラムメンバーで、東京未来大学モチベーション行動科学部モチベーション行動科学科の篠崎雅春教授が、「地域学生と社会人とのコミュニテイのあり方と成功の鍵~札幌と北千住の事例から」と題して、①学生の自発的活動に対するバックアップ、②学生の企画がもっと大きく、さらに影響力のあるものにするためのアドバイスと自らの大学の学生だけではなく複数の大学間連携の展開、そして③地域にどのような組織・人がいるのかについて、インフォーマルな活動から知っておき、ネットワークを活用すること、といった要点を提示しました。

その後、ファーラムの「研究報告1」として、本フォーラムメンバーで、茨城大学農学部地域総合農学科の高瀬唯講師より、「地域活性化を通じた学生の能力開発の課題と展望」と題し、実際の教育現場での実践活動とその成果を踏まえ、活動圏を展望するべく、技術的視座と心理学的視座からのアプロ―チとのその検証結果についての説明がなされました。

また、「研究報告2」として、大和大学の吉田教授より、「地球環境問題と活動圏デザイン」と題し、「経済=環境=幸福」といった活動圏の定理を実証する場である「地域」の定義と、その具体的な指標の設定についての先行研究について解説がなされ、そうした「地域」の成立に向けての社会的イノベーションの必要性について、問題提起がなされました。

最後に、本フォーラム事務局の株式会社Key-Performanceの筧田聡代表取締役の司会により、「アフターコロナにおける活動圏デザインの可能性」を共通テーマとしてパネル・ディスカッションを行い、活動圏のメリットの一つは、関心を持つ者が集うことで、知己融合を発現させることにあり、そのためには「場」と「機会(タイミング)」、そして「ノウハウ」が必要となることが確認されました。

最後に大和大学の吉田教授の「全体総括・閉会挨拶」を経て、年度末ぎりぎりの開催であったものの、学会関係者や参加者のご協力により、第2回フォーラムを大過なく終了することができました。

今後、学会の会員だけではなく、地域の方々や関心のある方々を巻き込みながら、現場での実践活動を通じた知識融合を重ねつつ、「幸福度」を捉えるための実践的なスキーム確立に向け、近接する概念との異同や連関性を押さえつつ、より操作性の高い活動圏の概念定義の策定に、精力的に取り組んで参ります。

開催日時

2022年3月20日(日)13:00~16:30(予定)

開催形式

Zoomによるオンライン形式

(KNOW HOW 北千住より配信)

テーマ

「地域創生と活動圏デザインの可能性」

プログラム

<司会>(株)Key-Performance 代表取締役 筧田 聡

13:00~13:32 開会挨拶

  大和大学政治経済学部教授 吉田 賢一

13:32~14:02 開催趣旨

 「活動圏デザインフォーラムに寄せる期待」

  (一社)地域デザイン学会理事長 原田 保

14:02~14:55 特別講演

 「足立区北千住エリアでの4大学を中心とした学生と地域の連携」

  東洋大学大学院社会学研究科博士前期課程 岩本慧悟氏

 解説

 「地域学生と社会人とのコミュニテイのあり方と成功の鍵~札幌と北千住の事例から」

  東京未来大学モチベーション行動科学部教授 篠崎 雅春

14:55~15:10 報告1

 「地域活性化を通じた学生の能力開発の課題と展望」

  茨城大学農学部講師 高瀬 唯

15:10~15:25 報告2

 「地球環境問題と活動圏デザイン」

  大和大学政治経済学部教授 吉田 賢一

15:25~15:35 休憩

15:35~16:20 パネル・ディスカッション

 共通テーマ:「アフターコロナにおける活動圏デザインの可能性」

 パネリスト 岩本慧悟氏、吉田賢一、篠崎雅春、高瀬唯

 モデレーター 筧田聡

16:20~16:30  全体総括・閉会挨拶

  大和大学政治経済学部教授  吉田 賢一

参加費

フォーラム 無料

事前申込先

以下までメールにてお申し込みください。その際,氏名,所属,会員・非会員の別およびE-mailアドレスをご連絡ください。

(株)Key-Performance 代表取締役 筧田 聡

メール:kake@key-performance.jp

事前申込期限

2021年3月18日(金)12:00

 ※準備の都合上,当日参加は不可とさせていただきます。


第1回活動圏デザインフォーラム(終了)

第1回活動圏デザインフォーラムを開催いたしました。

2020年6月21日(日)足立区北千住の東京芸術センターにて、第1回活動圏デザインフォーラムが開催されました。

当日は、万全の感染症対策を施しながら、まず原田保理事長より、「域(ゾーン)」と「圏(カテゴリ)」のデザインに関する概念解説を契機として、今次のコロナ禍を踏まえた国内経済や国際社会の動向について開陳して頂き、本フォーラムの開催趣旨をご説明頂きました。

次に、本フォーラムの事務局長兼プロデューサーである、筑波学院大学の吉田賢一教授が、活動圏デザインの基礎概念について報告を行いました。問題提起的な視点から、制度論的視座、ICT等の技術的視座、そして人間行動の心理学的視座からのアプローチによる活動圏に関する概念定義の彫琢を試みました。

そして、東京都立産業技術大学院大学の板倉宏昭教授より、品川地区での地域課題解決型プロジェクトを構成する「事業設計工学」や「シニアスタートアッププログラム」の現状と進捗、当フォーラムとの連携の可能性について報告をして頂きました。

最後に、本フォーラム事務局の株式会社Key-Performanceの筧田聡代表取締役と井畑太佑取締役より、フォーラムの開催地である「北千住」の活動圏デザインについて、参考事例を踏まえつつ、地域のブランディングなどを論点に意見交換を行いました。

新型コロナウイルス感染症による活動制約が緩和された直後のフォーラムであったため、参加人数の制約、テーブルセッションの変更、また、開催時間の大幅な短縮となりましたが、学会関係者や参加者のご協力により、第1回フォーラムを大過なく終了することができました。

今後、学会の会員だけではなく、地域の方々も巻き込みながら、現場での実践活動を通じた知識融合を重ねつつ、把握可能なデータ収集と分析を図り、客観的な活動圏デザインの概念定義の策定に、精力的に取り組んで参ります。

開催日時

2020年6月21日(日)14:30~16:30(予定)

開催場所

東京芸術センター 9F会議室①

(東京都足立区千住1-4-1)

  アクセス http://www.art-center.jp/tokyo/index.html

テーマ

「地域創生と活動圏デザインの可能性」

定員

15名(先着順)

プログラム

  司会(株)Key-Performance 代表取締役 筧田 聡

14:30~14:32 開会挨拶

  筑波学院大学経営情報学部教授 吉田 賢一

14:32~15:02 開催趣旨

 「活動圏デザインフォーラム立ち上げに寄せて」

 (一社)地域デザイン学会理事長 原田 保

15:02~15:20 報告1

 「活動圏デザインの基礎概念」

  筑波学院大学経営情報学部教授 吉田 賢一

15:20~15:40 報告2

 「品川クリエイティブゾーンフォーラムとの連携可能性」

  産業技術大学院大学産業技術研究科教授 板倉 宏昭

15:40~16:25 テーブルセッション

  テーマ:「活動圏デザイン」とは何か

  モデレータ:(株)Key-Performance代表取締役 筧田 聡

        (株)Key-Performance取締役   井畑太佑

16:25~16:30  閉会挨拶

  筑波学院大学経営情報学部教授 吉田賢一

参加者の皆様へのお願い

ご来場される方は、感染予防の手洗い・うがいの対策に努めていただきますようお願い致します。

また、指定感染症 (インフルエンザや新型コロナウイルスなど)に罹患し治癒していない方、または症状が明らかなご来場者は参加をご遠慮いただく場合がございます。予めご承知願います。

参加費

フォーラム 会員 500円,非会員 1,000円(当日受付にて集金)

事前参加申込み

2020年6月19日(金)17:00 までに,メールにて学会事務局宛お申し込みください。メールでのお申し込みの際には,氏名,会員・非会員の別およびE-mailアドレスをご連絡ください。

 ※定員15名に達しない場合は,当日参加可能ですが,できるだけ事前申込みをお願い申し上げます。申込期限後に参加をご希望の方も,事前に事務局宛メールでお問い合わせください。

 地域デザイン学会事務局 info@zone-design.org


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